10年経っても
10年というのは長いようで短い。特に歳を重ねるごとにそう思う。
私の周りにいる家族や会社の人、近所の方などそれぞれ色々な事が起こっているのでその渦中にいる時には早く終わってくれとか、早くこの状況から抜けたいとか思うのだろう
私の場合は基本の所がのんびりしているのか、生活習慣がガラッと変わってしまっても、普通の感覚が抜けてない。
10年の間に息子2人が結婚独立し、私が病気になり、父が亡くなり、母が施設に入ることになってと、コロナ禍以外でも、それらを主として行ってきたが、物凄く大変だったという感覚が抜けているようだ。
同じ世代の方から聞いていた時には大変そうだとか自分がしなければいけないのかと気を揉んでいたのだが、
いざ渦中にいるとなんとかなるもんなんだなと思うのは私だけなのか?
今も墓じまいを行った方が息子たちが楽だろうという理由でサクサク準備を行なっている。
歳を重ねると思慮深くなると言われているが、なんとなく仕事行って、なんとなく家事をしてなんとなく介護して、なんとなく自分の健康状態を維持してを繰り返している
「こうあるべきである」
という事がぬけているのかもしれない。
10年経っても自分の中身は変わらないんだな。
変わろうとはしていたけど根本的な部分は変わらないようだ。
昔 三つ子の魂百までという諺通り、3歳までのんびりと育てられた物がそのまんま大きくなったのかも知れない。
もう少し急ぐ性格だともう少し人生が変わっていたのかもと思うと残念に思う。
時間の使い方は人それぞれ、
満足のいく結果なのかどうかも人それぞれ
10年後同じ事を思っているかな?
不幸にも10年経たずに結論が出るかもしれないが
できるだけ後悔の無いよう日々を過ごそうとは思っている。